いよいよ、寒くなってきましたね。でも記録的暖冬だとか。
さて今日は、
”「HP制作業者選び」はその会社のHPを見て判断せよ”のウソ
というタイトルにさせていただきました。
「ウソ」が言い過ぎならば、「重要な判断基準には到底
なり得ない」と言い換えてもよいです。
”「HP制作業者選び」はその会社のHPを見て判断せよ”
という話は、たいてい、こういうロジックになっています。
・自社HPから申込(問い合わせ)がしたくなるような素晴らしい
誘導方法や作りになっているHP制作会社だったら、任せれば
きっと、そういう素晴らしい(繁盛する)HPを作ってくれる。
・自社HPのデザインが素晴らしいHP制作会社には、任せれば
きっと、そういう素晴らしい(デザイン的に素晴らしい)HPを
作ってくれる。
さて、これは本当でしょうか?
※タイトルでウソと言いきっちゃっていますが…
HP制作会社は、以下の現実があることを知って下さい。
・HP制作は、いわば、作業員の人数×作業期間×作業難易度で
クオリティが決まる面がある。
・つまり、人材リソースを目いっぱい使える(とここでは仮定する)
自社HP制作と、そもそも予算/期間等に制約がある(とここでは
仮定する)HP制作では、クオリティの面で差が出るのは当然である。
・もっと言えば、自社HPのうち、どれくらいを内製しているかも
各社でバラバラであり、「素晴らしいHP」と感じる部分のうち
その多くが外注で賄っているのであれば、そもそもそのクオリティは
当該HP制作会社の所以ではない。
・余談だが、HP制作会社内のスタッフもスキルにバラツキがあるのが
通常で、HP制作にあたりどんなスキルの人材がスタッフィング
(人材配置)されるかは、当然ながらHP制作会社の都合による。
誤解のないように言っていくと、私はHP制作会社が「悪」で
それを懲らしめようとしている、のではなく、制作業者と
クライアント双方に誤解の多い業界の現状を憂慮しているだけです。
世の中には、本当に素晴らしい志や技術を持ったHP制作会社がある。
もちろんその真逆の、クライアントの無知を逆手に取るHP制作会社
もある。
一方、相手(HP制作会社)を信用し、尊厳を認め、(俺は客だという
ことではなく)対等な立場で一緒にHPを作り上げようとする
クライアントがいる。
逆に、HP制作会社の誇りや志を無視し、とにかく安く叩こうとする
クライアントがいる。
こういう双方間のギャップが、(商品に関する顧客への)
コミュニケーションギャップと相まって、効果的なHP制作/運営
という目的に向かうに際し非常にロスをしている中小企業様が
多いことを、私は改善したいのです。
本稿、ちょっと漠然としていますので、後日また書きたいと思います。