このブログは、企業ホームページ運営に関してご心配やお悩みを
持っていらっしゃる中小零細企業さまの、特に「初心者/入門者」さま
向けに、実戦的なアドバイスをしたい!そんな思いから書いています。
企業ホームページのことを任されたが、困ったな…というあなたに
お役に立ちたいと思っています。
今日は、久々に『マーケティング』のカテゴリ、
「ペルソナとは?」
というテーマです。
ペルソナとは、「企業が提供する製品・サービスのもっとも重要で
象徴的なユーザモデルのこと。そのモデルを作ることをペルソナ
デザインという。」(Wikipediaより)と言われています。
従来の顧客セグメント方法では、
「都市圏に住む30代男性」
などという分類になるのですが、実際問題として、「都市圏に住む
30代男性」でも、多様な価値観を持っているわけです。
つまりターゲット顧客像を「都市圏に住む30代男性」にしたままで
その多様な価値観に応えようとすれば、訴求のブレ・ボケが生じて
しまうのです。
そこで脚光を浴びたのがこの「ペルソナ」という考えで、
・優良顧客などからイメージして
・具体的で固有の
顧客像を設定するのが特徴です。
例えば、あなたが清涼飲料水メーカーの缶コーヒーご担当者さま
だとしたら、
「ターゲットは都市圏に住む30代男性」
というセグメントではなくて、
「鈴木和夫(仮名)は、藤沢市に住む35歳男性。妻と2人の子供がいる。
職場に着いたら缶コーヒーを2本購入、そのうち1本は健康に留意して
ブラックコーヒーにする。
コーヒーが好きで自宅では自らコーヒーを淹れるが、缶コーヒーも
嫌いではない。ただし香料入りのコーヒーには抵抗を感じている。
特定の銘柄をずっと購入する傾向にあるが、新製品が出たら必ず
買うというミーハーな面もある。
休日、家族と公園に出かけても、自販機があればついお気に入りの
缶コーヒーを買ってしまう。」
というペルソナ(こういう人に買って欲しいという具体的顧客像)を
設定することで、訴求にエッジが利くことになるのです。
この、商品ごと、あるいは商品群ごとにペルソナを設定するメリットは、
・ホームページなどでのPR(訴求)が具体的になりお客様を振り返り
易くさせる
ことはもちろん、
・部署内/社内でペルソナを共有する(共通認識する)ことで、
アイデア出しなどが具体的になる
・取引先(仕入先や広告代理店など)に、ユーザー像を説明しやすくなり
顧客イメージにブレ・ボケが生まれない
などの効果も期待されています。
今回は「ペルソナ」のことをご紹介しました。
ご参考になさってみて下さいね!