今日は『マーケティングの発想』のカテゴリで
『きな粉のタギング』
というブログ記事です。
先日、あるスーパーに買い物に出かけました。
我が家は共働きですし、買い物をはじめ掃除洗濯、調理、
子どもの送迎など、私も家人も、どちらともなくやっています。
スーパーでの買い物は、日常的商品の相場(値ごろ感)がわかりますし
私自身も好きな時間です。
結婚してからずっと、「毎日欠かさず」というのは言い過ぎですが、
ほとんど毎日、『きな粉ヨーグルト』を食べています。
無糖のヨーグルトにきな粉をかけただけ、ですが、最近は
長野県中野市の岩下さんというお客様が
「遠方の講演も多いようなので、これで栄養をつけてください」
と送ってくださった、信じられないほどまろやかなハチミツ
をかけて食べることも増えています。
そういう意味では、我が家の食卓にはヨーグルトときな粉は
絶対に欠かせないものです。
前置きが長くなりましたが、あるスーパーに行き、
「小麦粉・パン粉」などのコーナーをのぞいてみると、
見事に、きな粉だけありませんでした。
強力粉、薄力粉、片栗粉、パン粉、そして大豆、胡麻…
まであって、なぜか『きな粉』だけありません。
あるべきところに、あるべきものがない、というのは、
非常にショックなものです。
「TVで『きな粉』特集でもあったのかな?」
と思い、帰ろうと思ってレジに向かう途中、なんと『きな粉』は
『お米』
の横に置かれていました。
お米、無洗米、胚芽米…の隣に、『きな粉』です。
あるべきでないところに、あるべきでないものがある、というのは、
非常にショックなものです。
いや、ショックはともかく、これは販売機会の損失です。
『情報の情報』のことを『メタ情報』といいます。
メタ情報を与えることを、タグ付け、あるいはタギングといいます。
きな粉は、私も含めて『粉』というメタ情報が与えられるべきと
考えるでしょう。
一方お米は、『穀物』あるいは『主食』というタギングが
正しいと思います。
『きな粉』を炊飯器で炊いて毎日食べる人がいるでしょうか?
タギングを間違うと、情報が見つけられにくくなり、ひいては
販売機会の損失(チャンスロス)になります。
良い情報、良い製品でも、それがお客様目線の意味付けをされていないと、
日の目を見ないんですね。
私は結局、きな粉を4袋買って帰りました。
今日は『きな粉のタギング』というブログ記事でした。
ご参考になれば幸いです。
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