こんにちは。ホームページコンサルタントの永友一朗です。
山口県商工会連合会様のお招きで「ホームページとブログの営業力を高める方法」というセミナーを3夜連続で出講させて頂きました。
いわゆる消費税転嫁対策講習会の位置付けのセミナーで、Webを活用して売り上げ増加につなげる方途についてお話をさせて頂きました。
山口県の皆様は本当に真面目というか真剣にセミナーを聞いていただき、メモをたくさん取りながら熱心に受講されていました。とても嬉しいです。
12月はじめにも、これは日帰りですが同じ山口県の平生町商工会様で消費税転嫁対策講習会「ホームページとブログの営業力を高める方法」を出講させていただきます。どんな出会いがあるか楽しみです。
さて、今日は「似たような複数の提供サービスをわかりやすく説明する9個の方法」というブログです。
ホームページを作るとき、多くの経営者様は「自社サービスの分類」について「改めて頭を悩ませる」ことになると思います。
・昔から提供しているサービスだが、最近はあまり問い合わせがない。どうしたものか…
・以前から薄々感じていたが、サービスAとサービスBは、競合、矛盾関係にあるようだ…
・サービスAとサービスBは、名称こそ違うが、じつは同じサービスだ…
・今は既にやっていないサービスがホームページに載ったままだ…
・サービスAとサービスBの名称が似ていて、たまに誤解されるようだ…
など、「ホームページ」という、(頭の中だけでなく)カタチに見える状況で自社サービスを改めて考えると、色々と悩ましい点が出てくるものですよね。
そしてコンサルティング実務上、この「提供サービスの説明のしかた」でお困りになる経営者様が少なくありません。
例えば
「カット」
「パーマ」
など、誰が見てもそのサービス内容がイメージできるサービス名称(サービス説明)ならまだしも、
「スペシャリティコース」
「しっかりカウンセリング」
「超オススメセット」
など、独自に付けたサービス名称を説明する、またそこからさらに「問い合わせを増やす」ということを考えると、「何をどう説明すればよいのかわからない」という状況にもなってしまうことでしょう。
そこでオススメなのが、以下の方法で説明するやりかたです。
1、読み手の属性別に説明、提案する
「男性向け/女性向け」
「低学年向け/高学年向け」
「▲▲会員様専用」
など対象者の属性で分ける方法です。
2、利用状況別に説明、提供する
「はじめてのかたにオススメのコースです」
「▲▲に慣れてきた方向けの内容です」
など、利用者の利用回数、経験値別に分ける方法です。
3、客観的なデータで分ける
「これまでに最も多く利用されているコースです」
「80パーセント以上のお客様がこのオプションを選択されています」
等です。
4、各コース説明の下にそれぞれお客様の声を載せる
要するに「サービス名称をわかりやすく説明する」ことはすなわち、「コースを選ぶお手伝いをする」することに他なりませんので、それぞれのコースを上手く使った、特徴的な(象徴的な)お客様からいただいた声を載せることは有効です。
このときの「声」は、「すごく良かったです」などの賞賛の声を載せることが目的ではなく、
「▲▲という状況の時に相談させていただきこのコースを選びました。▲▲な私にちょうど良いボリュームのコースでした」
など、「どんなシーンで使ったから良かったのか」が分かるエピソードを載せるようにしたいですね。
5、入っているもの、いないものを表組みで説明する
よく、レンタルサーバや各種Webサービスのコース案内である「表組み」は、とてもわかりやすく出来ていますね。要するに、何が出来て何が出来ないのかを図で示すことも有用です。
6、一押しのコースを大き目のバナーなどで目立たせる
コース説明の方法とは若干違いますが、要するに「迷わせないためのお手伝い」がこの問題の本質ですので、いっそのこと一押しのコースを大き目に打ち出すことも有用です。
ネットショップのトップページがその好例ですね。
7、オススメしない例、を示す
通常のコース説明は「▲▲なかたにオススメ!」という感じのメッセージ方向になりますが、逆に「こんな場合はオススメできません」という書き方も、読み手の注意をひく説明のしかたです。
「平日のご来店が難しいかたは▲▲コースはお選びいただけません。土日集中▲▲セッションをぜひお試しください」
などです。
8、あとから別コースも頼んだ場合はセット価格を適用することを伝える
これも、ある意味で「迷わせないためのお手伝い」と言えるでしょう。
要するにお客様は合理的な選択をしたいからこそ悩む訳ですから、「両方ご利用いただくとお得ですよ。後からも適用されます」という点を伝えれば、安心して頼みやすくなりますね。
9、電話で説明させていただく
ちょっと反則技ですが(笑)、コース説明が難しいことを認めた上で、正直に電話で説明させていただくようにすることもひとつの方策かと思います。
「初めてご利用いただくお客様から、コース選びが難しいとのお声をいただきます。お客様の状況を伺いながら、ぜひ私共にコース選びのお手伝いをさせてください。
平日9:00〜18:00まで、どうぞご遠慮なく 0466-25-8351 までお電話にてお問い合わせください」
のような感じです。
メッセージを円滑に伝える技術、すなわち「わかりやすく説明する技術」も、広くいえばWebマスターの仕事の一つです。ぜひ、あなたのサービスを「分かりやすい説明」で世の中に広めていきましょう。
今日は「似たような複数の提供サービスをわかりやすく説明する9個の方法」というブログでした。最後までお読みいただき、ありがとうございます。