こんにちは。ホームページコンサルタントの永友一朗です。
秋冬はセミナー講師のご依頼が多い時期です。年度前半から企画、告知をして開催しやすいのが秋冬なのでしょう。
9月末からも、山梨県の市川三郷町商工会様/神奈川県の愛甲商工会青年部様/公益財団法人東京都中小企業振興公社様「起業塾」などでのセミナーが待っていて、その後も続きます。ますます体調管理に気をつけたいと思っています。
さて今日は「曖昧な言葉を具体的にする意義」というブログです。
昨日は滋賀県の甲良町商工会青年部様でのセミナーで、テーマは「チラシやホームページでの『表現術』」でした。
ターゲット策定のワークや、そのターゲットの「得なこと(ベネフィット)」を提示するという考え方をお伝えしましたが、表面的な「ことば」についてのお話もさせていただきました。
例えばですが、仕出し弁当店でのブログで、
「昨日は本当にたくさんのご注文をいただきました(^_^)」
などの表現があったとします。
これはこれで、問題ない文章表現であり、中小企業様のブログとしてよくある書き方だと思います。
ただ、私だったら、
「PTA様からのご注文で、運動会用にと210個の仕出し弁当を配達させていただきました(^_^)」
などと書き換えたいと思います。
この意味は2つあります。
(1)検索エンジン対策(SEO)の意味
「昨日は本当にたくさんのご注文をいただきました(^_^)」という表現の中には、キーワード対策に資する言葉がほとんどなく(せいぜい「注文」くらいですね)、せっかくブログを書いている意味が半減以下になってしまうと思います。キーワード対策として「PTA」「配達」などの具体的な言葉を入れたいところです。
(2)何ができる店かをさりげなくPRする意味
「昨日は本当にたくさんのご注文をいただきました(^_^)」という表現は、抽象的であり、その店でなくては書けない表現ではありません。
曖昧で無難すぎて印象に残らない表現であり、無意味なメッセージなのです。
「PTA様からのご注文で、運動会用にと210個の仕出し弁当を配達させていただきました(^_^)」
という表現にすれば、
「あ、このお店は200個以上の注文にも応えられるんだ(ロケ弁や大量注文の時にはこのお店が良さそうだな)」
「子供向けの味付けや盛り付けなどにも慣れていそうだな(保育園の卒園パーティーの時にオードブルを頼もうかな)」
など『具体的な印象』をもたらすことができるのです。
その意味では、はじめから「PTA様からのご注文で、運動会用にと210個の仕出し弁当を配達させていただきました(^_^)」などの具体的な表現ができれば最高ですが、いきなり書くのが難しければ、一度ピュアな気持ちでブログ原稿を書いてみて、書き終わって見直す時に「あ、この表現は曖昧だから、修正しよう」など、「一度書いて、あとで見直す(曖昧な言葉を具体的な言葉に変換する)」という作戦が最も合理的だと思います。
せっかく書くブログ、具体的な表現をして、具体的な経営効果をあげたいですね。
今日は「曖昧な言葉を具体的にする意義」というブログでした。