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さて今日は『商品情報ではなく「エピソード」を描いたほうが良い理由』というブログです。
それまであまりネット活用(Webを使っての販売促進、販路開拓、来店促進等)をしていなかった企業、店舗様がネット活用を進めようとするとき、えてして、取り扱いの商品情報を出したくなります。
新商品や特売対象の商品があるとき、「●●をお求めなら、ぜひお急ぎご来店ください」という趣旨の投稿(情報発信)をしたくなりますね。
もちろん、何も情報発信をしないよりはだいぶ良いと思います。しかし、一番非効率な情報発信なのかなと思っています。
「●●をお求めなら、ぜひお急ぎご来店を」という趣旨の投稿は、以下のようなデメリットとリスクがあると思います。
<デメリット>
いかにも「宣伝」という文体であり、せっかくのメッセージが伝わらずに、無視される可能性がある
<リスク>
当該商品が良いものだ(良い商品だ)とお客様が思った瞬間、その商品名で検索され、それを扱っている他店(例えばポイントが付いたり、物理的に近いようなお店)にそのまま流れていく可能性がある
「『商品のご案内』こそが、店舗が行うべき情報発信である」
という固定観念(誤解)を捨てられるかどうかが、店舗様がネット活用を上手く進めていけるかの鍵であると思います。
百歩譲って、そのような「商品情報」の発信は、既に人間関係が出来上がっている既存客には響くかもしれません。
しかしネット活用の基本(の狙い)は「新規顧客の獲得」です。自店のことをほとんど知らない一般消費者に、いきなり商品そのもののおススメをしても、その商談が成立する可能性はほとんどないと思います。
「つまり、どんなお店なのか?」という案内こそ、回りくどいようでいて、長い目では「末永く商品をお求め頂けるようなお客様」と関係を築く第一歩として最適なアプローチ(情報発信)ではないかと思います。
エピソード(自店の「使われかた」)を描くことは、
・自分に相応しい(自分も利用して構わない)と思わせる(敷居を下げる)効果
・話を聞いてくれる(コミュニケーションができる)ことの証拠になる効果
が期待できます。
1、【客層を描写する】
・年齢はどうか?
・性別はどうか?
・住まいはどうか?(近いのか、遠くから来ているのか?)
・個人なのか?グループなのか?
2、【利用シーンを描写する】
・どういう「生活スタイルの変化」で来店したのか?
・どういう「イベント」(年間行事)で来店したのか?
・どういう「トラブル」で来店したのか?
・どこで出会ったから(どういうご縁で)来店したのか?
3、【課題を描写する】
・どういう「悩み」で来店したのか?
・どういう「不安」で来店したのか?
4、【利用度合を描写する】
・どれくらいの「頻度」で来店しているのか?
・どれくらいの「滞在時間」か?
5、【感想を描写する】
・お客様はどんな感想を言ったか?
このようなことを、ぜひ描いていただければと思います。ネット活用で上手くいっているお店様は、商品情報を連呼することは決して無く、このようなエピソードの描写が非常に上手いものです。
今日は『商品情報ではなく「エピソード」を描いたほうが良い理由』というブログでした。
いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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