こんにちは。ホームページコンサルタントの永友一朗です。
冬のセミナー・コンサルティング等予定ですが、2017年1月までは予定がほぼ埋まりました。今は2月、3月の調整に入っているところです。
「ネットで検索したら行き当たりました」という新規のセミナー依頼も目立ちます。やはり、時代を問わず「ある意中のキーワードにて検索上位にいること」は重要だと思います。
さて今日は『商品、サービスの列記に留まっていませんか』というブログです。
セミナー終了後や、途中の休憩時間などに受講者様と名刺交換、雑談などをすることが多いわけですが、
「半年前に作った当社ホームページですが、なんだかパッとせず効果もありません。何がいけないんでしょうか。。。」などと仰いながら、タブレットやスマホ画面を提示されることもあります。
アクセス解析などをせず、初見で、ぱっと見の10秒ほどでページを手繰って意見を申し上げるわけです。
じっくりと2時間、コンサルティングをするわけでなく「パッと見てズバッとアドバイスが欲しい」というかたは結構多いです(笑)
その時、私は経験をもとに、目の前のホームページを、
・ズレ
・ムダ
・モレ
の切り口で探っていきます。
モレやムダは、良いことではありませんが、着手すべき優先順位は低いです。
最大の問題であり、一番多い問題は、「ズレ」なのです。
典型的なズレは、「自己満足になっちゃってるホームページ」です。
会社でお金を出して自社のホームページを作るのですから、つい、自分たちの都合でホームページを作ってしまいます。
「自社商品は、これでございます。興味があれば、ぜひどうぞ」という論調のホームページです。
それは、砂漠の真ん中で手作りアクセサリーを売るようなものかもしれません。
本当に偶然売れるかもしれませんが、ほぼ売れないと思います。
もっと言えば、そもそも、立ち寄られないかもしれません。
「自社商品は、これでございます。興味があれば、ぜひどうぞ」というパターンのホームページは、そろそろ、やめにしませんか?
こういうタイプのホームページを作る企業様は、「インターネット」というもののイメージが湧いていないことが多いようです。
なんとなく実体がなく、漠然とした、ふわふわした場所…という感じでしょうか。
でもじつは、インターネットとは、このブログをお読みのあなたも含んだ、生々しい人間の集合体なのです。
悩み、不安、煩悩などが渦巻いているのです。
・見に来たかたを呼びかける
・「こういう問題でお困りですよね」と、問題に気づかせる
・それに対する解決策を示す(※ここで初めて商品紹介になるのです)、併せて、自社商品がその解決になる(課題解決に貢献する)ことの根拠を示す
・安心していただく(安心できるという根拠を示す)
・具体的な行動に誘(いざな)う
このような文章構成でないと、ピンと来ないんだと思います。
商品を漠然と陳列しても、忙しいネットユーザーは見てくれません。ネットを見ているかたの「不安、解決したい課題、不満」に寄り添うことから発想を始めませんか。回りくどいようでいて、着実なネット活用になると思います。
今日は『商品、サービスの列記に留まっていませんか』というブログでした。いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。