今日は2016年の大晦日。今年も「わかりやすいホームページ相談 永友一朗公式ブログ」をお読みいただき、読者の皆様に感謝申し上げます。
今年もひとつひとつの出来事が印象的でした。お仕事面でも多くの新しいご縁をネット経由でいただくことが出来ました。家族も、それぞれが新しい環境に飛び込むなど、大きな変化がありました。
同時に、家族4人のうち2人が長期療養するという(そして私も人生初、胃カメラを飲むという/しかも鼻から)、健康面でも大きな動きがあった一年でした。
2016年は個人的にはいわゆる「後厄」になるのですが、たしかにこれまでの人生の中でも相当大きな変化に遭遇した一年になった気がします。
それでも最後には家族そろって「アメトーーク!年末5時間SP」で運動神経悪い芸人のコーナーに涙を流して笑うなど(苦笑)、平和な年末が訪れようとしています。
さて今日は『ブログやSNS活用は広告宣伝ではなく「コミュニケーションのひとつ」だということ』というブログです。
私のセミナーでは、質疑応答のコーナーは最後に持って来ています。いろいろなご質問を頂戴しますが、じつは答えが難しいものもあります。それは、
「ブログやSNSの重要性はよくわかったのですが、どれくらい継続すればよいのかが分かりません」
というご質問です。
もちろんセミナー中で、具体的なWeb活用の事例を出してお話をしているのですが、それでも上記のようなご質問をいただくわけです。
受講者様としては、「ブログやSNSを●●時間やったら(●日取り組めば)●●人の集客が可能」などの具体的数字を聞きたいと思うのですが、なかなかそう具体的に言い表せないのが悩ましいところです。
仮に言えたとしても、それは属人的な経験(その企業/お店様固有の状況)であって、必ずしも他店でも再現できるわけではないんですね。
私も長らくこの仕事をしていて、「Web活用をどれくらい継続すればよいかが分からない」「どれくらいネット活用をすれば成果が出るのかわからない」という問いに対して何とかお答えしようとし、またその答え(再現性ある法則)を見つけ出そうとしてきました。
特に今年2016年は、この「どれくらいネット活用をすれば成果が出るのかわからない」というご質問を数多くいただいた一年でした。
そして今日、2016年大晦日の時点での私の見解は、
・ネット活用の「定義」の問題であり、ネット活用を(数字で測れる)広告宣伝だと考えるから混迷してしまう。ネット活用を「コミュニケーションのひとつ」と考えると、ネット活用する意義が見いだせるのではないか
というものです。
例えて言うのなら、
・お礼状を書く
・お買い求めいただいたお客様を入口までお見送りする
・お店でお客様にご質問をいただいたら、一生懸命にお答えする
・街中で出会ったお客様と世間話する
このような行為は、商売人ならば誰でも、そして費用対効果を考えることなく自然に行っているコミュニケーションです。ネット活用も、要するにこのようなコミュニケーションの一つなのではないでしょうか。
「お礼状を何枚書けば再来店につながるのですか」「お客様に何度挨拶すれば再来店につながるのですか」という質問がナンセンスであるように、「ネット活用を(最短距離で)どれだけやったら終わってよいのか」と考えるのではなく「どうやったら自分たちも楽しく、同時にお客様とも長く楽しめるか」と考えて無理なくずっと続けていただきたいなと思います。
2017年も読者の皆様が豊かに、また楽しい日々が訪れますよう祈念いたします。
どうぞよいお年をお迎えください。
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