今日は長野県の小売サービス業様を訪問し、Web活用についてディスカッションをさせていただきます。
スタッフ様もお集まりで、さながら「社内勉強会講師」という感じです。
特に「ネット活用について初めて取り組む」という事業所様を訪問すると、
「私はネットについて、なんとなく不得意なんじゃないかなと思っているんです」
というコメントが聞かれることがあります。
ネットについて苦手意識というか、よく分からなくて、怖くて大変で面倒なものという印象があるようです。
ネットに取り組んで、途中でやめてしまうかたは少なくないです。
一方、断続的であれ、長くコツコツと続けているかたで「ネットは怖くて大変で面倒なもの」ということを仰る方はあまり聞いたことがありません。
ここで大事なのは、「ネット活用について、そういう後ろ向きな感情が無かったので長くコツコツ続けられている」のではなく、「長くコツコツ続けていくことで、そういう後ろ向きな感情がなくなる」ということなのだと思います。
このような仕事を17年もやっていますと、「初対面でこうおっしゃっていた方が、今はこうおっしゃっている」というような、「どのように取り組む方が、どのようになるのか」という「経過」を見届ける数も増えてきます。
それを思い起こすと、ほぼ全てのかたが、はじめは「不得意感」を口にしていらっしゃっていました。
・パソコンが得意ではない…
・SNS?よく分からない…
・スマホ?持ってない…
・時間がない…
・何をどうすればよいのか分からない…
・私はもうトシだから…
しかし長くコツコツ続けていくことで、それらの不得意感はだんだん消えていくようで、
・パソコンがよく分からないとおっしゃっていた飲食店が、今ではSNS等で集客でき、メディアからも取り上げられるようになった
・HPやブログ、SNSすべて何もやっていないという小売店が、今ではSNS等で集客でき、遠方からのお客様も増えてきた
・そもそもFacebookはどうやって始めるのですかと仰っていた小売店が、今ではFacebookで集客でき、遠方からのお客様も増えてきた
という事例が数多いです。
つまり、はじめに感じている不得意感、不安感は、続けていくうちにだんだん雲散霧消し、むしろ実感できる経営効果や楽しさのほうが増してくるのです。
・なんとなく分からないし不得意だから、やらない
・なんとなく分からないし不得意だけど、やってみよう
けっこうシンプルな選択なのかなと思います。
ネット活用を続けるコツは、気負わないことだと思います。
「絶対にこの投稿で売上を上げるぞ!!!」
ということではなく、お客様とおしゃべりする感じで「気負わない情報発信」をするほうが、お互いのためであると思います。
お客様は逐一の投稿単体で判断するのではなく、その投稿を含めた、様々な総体を見て判断をするんですね。複数回の接触、継続的なコミュニケーションでジワジワとお客様を増やすようなイメージが、ネット活用の実態に近いと思います。
今日は「ネット活用はお客様とおしゃべりする感じで」というブログでした。いつも本ブログをお読みいただき、ありがとうございます。
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