こんにちは。ホームページコンサルタントの永友一朗です。
お一人でWeb運営をしている中小企業経営者様にコンサルティングやセミナーを提供しています。
今日は大阪市内のとある小売店様にお邪魔してSNS活用コンサルティングをさせていただきます。
繁華街に位置する小売店様ですが、同業他店がSNS活用を進める中にあって、自店はどのような位置付けでSNS(Web)活用を進めるのが良いか客観的なアドバイスを、というリクエストです。
SNSを始めること、また「ただやる」こと自体は何も難しくない時代です。だからこそ「どのような意図で」投稿をしていくのが良いか、冷静に考えておこうという姿勢が素晴らしいですね。
Instagramひとつをとっても、「ただInstagramを始めた」というお店が多い中で、きちんと意図を持った運営をするだけで大きな差がついてしまうと思います。
さて今日は「なぜあなたのホームページは自社目線になるのか?」というブログです。
なんだか説教くさいタイトルで申し訳ありません。
この仕事を17年以上していますが、「自社が言いたいことだけ言うホームページ」がまだまだ減らないように思います。
自社目線のホームページ自体がいけないのではありません。
・お客様にメッセージが伝わらない
・自社は、メッセージが伝わったと思っているが、じつは伝わっていないことに気づかない
・販売、売上につながらない
このことが、悪いことなのですね。
インターネット上に、(お客様が)処理しきれないほどのホームページやWebサイトが氾濫しています。お客様は、自分にとって有益なホームページ(Webサイト)を機敏に取捨選択しています。
そこにおいては「誰向けに言っているのかわからない、でも自店のことを声高に宣伝するホームページ」に付き合ってくれるほど暇ではありません。
要するに、自社目線のホームページは、対顧客コミュニケーションとして不適切なんですね。
厳しい言い方をすれば「不適切なホームページ」のほうが多く、きちんと考えたホームページ(いわゆるお客様目線のホームページ)は少ない。同時に、成果を出しているのはそういった「少数の、お客様目線のホームページ」だけなのかなと思います。
では、お客様目線のホームページとは何でしょうか?
セミナーではこれを4つのポイントに分けてお話ししていますが、一番重要なのは「特定の誰かに向けたホームページであること」です。
この「ホームページ」というのを、「ブログ(記事)」「SNS投稿」と言い換えても当てはまります。
あなたの、そのWeb発信は、「誰」(どんな人)に言っているのですか?
これがはっきりしない投稿は、投稿時間というコストをかけても、成果を出さない残念な投稿になってしまいます。誰向けかはっきりしないWeb発信は、おのずと自社目線になってしまうのですね。