こんにちは。ホームページコンサルタントの永友一朗です。
お一人でWeb運営をしている中小企業経営者様に「具体的でわかりやすい」Web改善のアドバイスとサポートをさせていただいております。
今日はこれから兵庫県の事業所様を訪問しSNS・ブログ社員研修講師をさせていただきます。
さて今日は「SNS・ブログで取引先名を書いてはいけない理由」というブログです。
先日、あるクライアント様から、このようなご質問をいただきました。
「先日、当社に●●社と▲▲社のかたが来られ、当社の技術についての勉強会に参加してくださいました。
●●社と▲▲社はこの業界では非常に有名な企業様で、その企業様が当社の技術について関心を持ち、勉強してくださったことはとても嬉しく光栄なことです。
このことについて当社のブログに書きたいのですが、この場合は相手企業名を書いても大丈夫なのでしょうか?心配になったのでご質問をさせていただきます」
そのようなご趣旨でした。
あなたなら、どのように答えますか?
私は、かいつまんで言うと「誰(どの会社の社員)が誰(どの会社の社員)と会ったのか、は、大げさに言えば両社の営業戦略にも関わることですので、明示的に許可を得ていない場合は、書かないほうが良いですね」とお答えをしました。
SNS・ブログで「このことは、書いても良いのだろうか…」と判断に迷ったときは、以下の3点を思い出していただければと思います。
(1)法令や規則に反していないか?
(2)関係者の不利益に繋がらないか?
(3)信頼感を損ねることに繋がらないか?
では、「ブログやSNSで取引先名を書く」ことは、上記のどれに反するでしょうか?
・法令や規則に反しているわけではない
・信頼感を損ねるとも言えない
しかし「相手にとって不利益に繋がる可能性がある」(例えば今後の新技術、新製品の取り組みがバレてしまう等)ので、(2)に反するのですね。
繰り返しですが、書いても良いという明示的なOKが出ていれば別です。しかし、その確認もなく書いてしまうのは、最悪の場合、両社の友好関係が破綻してしまうだけでなく、相手企業の経済的損失にも繋がってしまう可能性があります。
楽しく有益に情報発信することと、気をつけるべき点を気をつける、というのは、また別の話なのですね。