今日は『「Web発信を頑張っているつもりなのに、上手くいかない」の2パターン』というブログです。
私は「Web活用」の現場にいて23年になります。あっという間で驚いていますが、今後の23年間もあっという間な気がしています。
大変多くの中小企業様にお目にかかってきましたが、「Web発信を頑張っているつもりなのに、上手くいかない」というとき、大きく2パターンあるように感じています。
それは、
(1)ツールの使いかたが不十分か、間違っている。あるいはそもそも発信量が足りない
(2)適切なツールで適切なボリュームの情報発信をしているが、反応がない(あるいは減ってきてしまった)。そしてその理由が自分たち(中小企業様)では分からなくて暗中模索、手詰まりを感じている
というものです。
ご相談いただく割合は、肌感覚ですが(1)が7割、(2)が3割といった感じです。
(1)のほうは、ある程度「話が早い」です。正しいツールの使いかたをご提案させていただき、経営者様はそれを実践していただくという流れになります。要するに「コツコツ頑張っていきましょう」という段階です。
この(1)は、お客様とのコミュニケーションにて「モレ」「ムリ」「ムダ」が生じていることがほとんどです。これを正していくので、コツコツやれば是正されていきます。
悩ましいのは(2)です。「適切なツールで適切なボリュームの情報発信をしているが、反応がない」というときに、経営者様ご自身や、場合によってはスタッフ様の能力、やる気などを疑ってしまうこともあるようなのです。
この(2)は、お客様とのコミュニケーションにて「ズレ」が生じていることがほとんどです。この「ズレ」を検討するプロセスこそ、コンサルタントの出番であると思います。
この「コンサルタント」は、「永友一朗(永友事務所)」のことのみを指しているのではありません。加入されている商工団体にて、専門家派遣制度で各種専門家を(ほとんどの場合で「無料」で)派遣してくれるので、そういった「外部の知見」を上手く使いながら、出来る限り自社について客観視していく必要があります。
外部の視点を入れずに、自社内だけでこのコミュニケーションのズレを発見するのは、極めて難しいと思います。いわゆる「自分のことは自分では良く分からない」という状態だからです。
永友事務所では「価値の近さ、遠さ」「コミュニケーションのズレを見直す4つの窓」という考え方やフレームワークで、このズレを探しています。
この「ズレ」が解消すると、排水溝の詰まりが一気に流れるように(例えがアレですが…)コミュニケーションが一気に円滑になる感覚になります。そしてその時から問い合わせなどが急に増えていき、いわゆる「突き抜けて、軌道に乗った」状態になるクライアント様が多いようです。
2024年の始まりです。自社のWeb発信の状態が(1)なのか(2)なのか、いったん振り返っていただくと良いのかなと思っています。
今日は『「Web発信を頑張っているつもりなのに、上手くいかない」の2パターン』というブログでした。いつも本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
≫著書のご紹介です。『Web集客の超基本 あなたに最適なツールで、効率よく売上アップを叶える常識64』