今日は「アイデア商品をネットで売る方法」というブログです。
小規模事業者様に特化してWebコンサルティングを行っていますが、先日、
「永友さん、この商品は今まで誰も気づかなかった画期的なアイデア商品なんですよ!」
そういって、嬉しそうに開発商品を見せてくださる経営者様がいらっしゃいました。
お話を聞くと、確かに「気づかなかった」アイデアで、いわゆる便利グッズという種類の商品になっていました。
永友「この商品は、どんなかたが使うと思いますか?」
経営者様「そうですね。いざ●●を使うとき、いつでもカバンに入っていないと使えませんよね。だからこの商品は、財布に入る大きさ/形になっているので、いつでも財布に入れておけて、忘れる心配がありません」
永友「確かにその通りですね。では、一般的なお客様が、●●が財布に入ることは知っていますか?」
経営者様「知らないはずですよ。だからこそこれは画期的な商品なんですし、多くのかたの『こまった、●●を忘れた!』という悩みを解消するので、ネットでたくさん売りたいんです」
永友「そうですね。工夫をしながら、ネットで販路拡大を図っていきたいですよね(^^)」
このケースで私は、この経営者様がネット活用に関してほとんど着手していない(これからネット活用を実践し始める)という段階にあると判断し、まずはネット上での情報蓄積をお勧めしました。
ネットで何かを売りたいとき、まず行うべきことは、ネット上にその情報を出し、ある程度情報の蓄積を行うことです。
その情報蓄積があるからこそ、「潜在顧客に検索で調べられる」というチャンスを得ることができます。
この場合、最も重点的に対策すべき検索キーワードは、次の3つのうちどれだと思いますか?
1、「便利グッズ」もしくは「アイデア商品」
2、「財布」
3、「●●」
正解は「3」の「●●」(一般人が使う一般名詞)です。
これはWeb活用系のセミナーの検索エンジン対策(SEO)のお話の時に必ず申し上げていますが、
・「お客様が使う言葉で検索エンジン対策(キーワード対策)を行う」
のは鉄則中の鉄則です。
この場合、お客様が漫然と「便利グッズ」で検索する可能性は高くないでしょう。アバウト過ぎるからです。
※新しい便利グッズを、デパートの催事等で便利グッズを売る小売店が仕入れるために検索する可能性が無いとは言えませんが、その場合は直接、そういった小売店等に電話、FAX等でアプローチした方が販路拡大の手順としては正しいと思います。
また、「財布」というキーワードで当該便利グッズを探す人も、ほぼ皆無でしょう。だからこそのアイデア商品なのです。
つまりお客様が頭の中で思いつかないキーワードで検索エンジン対策をするのは、ナンセンスだと言わざるを得ません。
この場合は、お客様が普通に思いつく言葉である「●●」でキーワード対策をし、新規に「●●」を購入しようとする際に
「財布に●●を入れるという方法があるんだ!」
という新たな気づきを与え、購入につなげる方法が良いと思います。
なおこの事業所様のケースでは、Web活用が緒に就いたばかりでしたので、SNS活用の助言については、あえて初回には行いませんでした(いろいろ申し上げると経営者様も混乱してしまいますよね)。
本来的には、「潜在顧客に新たな視点/使い方を提示し、感覚に訴えて購買動機・意欲を高める」のはSNSが得意とする分野だと思います。
この経営者様がWeb活用の実践を進めたら、次にはSNS活用をお勧めするつもりです。
今日は「アイデア商品をネットで売る方法」というブログでした。いつも本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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