こんにちは。
ホームページコンサルタントの永友一朗です。
最近では年末に向けてのセミナーのお引き合いが多くなっていますが、個別コンサルティングのお問い合わせも頂いているところです。
「対面コンサルティングと、通信コンサルティングがあるようですが、当社の場合はどちらにすればよいですか?」
というご質問が目立ちます。ご説明不足で、大変申し訳なく思っています。
基本的にはお目にかかれる距離の企業様であれば、まず「
わかりやすいホームページコンサルティング(対面型)」をご提案させていただいています。やはりお目にかかってディスカッションした方が合理的だと思います。
東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県/静岡県/栃木県/山梨県内の事業所様は、まず対面コンサルティングをご検討いただければと思います。
さて今日は「Ingress(イングレス)での地域活性化とは」というブログです。
Ingress(イングレス)はスマホゲームのひとつで、スマホをお持ちのかたであれば、誰でも無料でプレイすることができます。
正直言って私はスマホでゲームはほとんどしません。ゲームをする時間があればFacebookを見たり(苦笑)ブログを書いたりしたいほうです。
半年くらい前までに「Ingress(イングレス)」というゲームのことは薄々知っていました。
特にGoogle+(SNSのひとつ)において、フォロワーさんがしばしばIngress(イングレス)のことを投稿していたので、「Ingress(イングレス)というゲームが流行っているのだな」という認識程度は持っていました。
今年の1月、津久井商工会様でセミナー講師をさせていただいた時、
泰平堂製菓舗の社長様から
「Ingress(イングレス)は面白いですよ。Ingress(イングレス)で津久井をますます元気にしようと思っているんです。先生もIngress(イングレス)、やってみてはいかがですか?」
と声をかけていただきました。
余談ですが津久井商工会の会員様は非常に熱心なかたが多く、ITやWeb活用についての勉強会、助け合いも積極的に行っていらっしゃいます。
泰平堂製菓舗の社長様ご自身もITやWebに関する造詣が深く、また何でも楽しんでやってみようというチャレンジ精神がとても豊かなかたです。
Ingress(イングレス)のルールやレベルアップの方法等については、多数のブログで書かれていますのでそちらを参考になさっていただければと思いますが、ここでは「Ingress(イングレス)での地域活性化」について個人的に感じたことを書いてみます。
Ingress(イングレス)は、簡単に言えば以下のようなゲームです。
※正確ではないかもしれませんがご容赦ください
・Enlightened(エンライテンド)という「緑チーム」とResistance(レジスタンス)という「青チーム」に分かれて行うゲーム(ゲームスタート時にどちらになるか決めることができる。ちなみに私は緑チームです)。
・実際の地図(地勢)とゲームが連動していて、地図上に仮想の拠点(ポータル)がある。
・ポータルを3点結ぶ(リンクする)と三角形ができるが、その三角形内部のパワー(詳細な説明は省きます)の大きさを競うゲーム。
・リンクする等、ポータルで何かの操作を行う場合は、実際にそのポータルから半径40m(諸説あり)の距離に近づかないと行えない。すなわち、
ゲームを進めるには実際にそのポータルまで赴く必要がある。
この太字部分「
ゲームを進めるには実際にそのポータルまで赴く必要がある」というのがIngress(イングレス)最大のミソです。
ポータルに近づかないで(例えば自宅に居ながら)Ingress(イングレス)で出来ることは極めて限られていて、要するに
Ingress(イングレス)を楽しんだりレベルアップを図るためには「歩きまわる」必要があるのです。
このことから、
・地域内にポータルを増やす
・地域内に「ミッション」と呼ばれる「複数ポータルを巡るミニゲーム」を作る
・Ingress(イングレス)ユーザーに便宜を図る(割引など)
のような取り組みで、
地域にIngress(イングレス)ユーザーを呼び込もうという動きが活発になっているようです。
(参考)
・岩手県がスマホゲーム「Ingress」を観光振興などに活用
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/14/092301024/・1/26(月)開催!スマートフォンゲーム「Ingress」を活用した観光・地域活性化を考えるセミナー
http://www.appbank.net/2015/01/12/iphone-news/960901.php・STRATEGY BASE FOR INGRESS IN YOKOSUKA
http://cocoyoko.net/ingress/・神奈川県大和市、「Ingress」活用事業の実施を決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20150527_703991.htmlポータルは寺社仏閣、名所旧跡、公園、お店、コンビニ、郵便局をはじめユニークな看板や珍しいマンホールなどです。
つまりIngress(イングレス)をプレイすることは地域内のそれらの”名所”を巡る営みとイコールなのです。
私は半年弱、Ingress(イングレス)をプレイしていることになりますが、以下2点の感想を持っています。
1、見過ごしていた地域内の「見どころ」を再発見できた
2、縁が無かった人たちとのゆるいつながりが出来た
特に「2、縁が無かった人たちとのゆるいつながりが出来た」というのは、個人的にも意外な効用でした。
Ingress(イングレス)は基本的に個人でプレイするものですが、いかんせんチームは「緑」か「青」の2つしかなく、日々、壮絶な拠点争いが行われています。
ひとりで奮闘しているなかで次第に気づいたのは、
知らないうちに地域内の「先輩プレイヤー」が自分を助けてくれていることでした。
・リンクを張るお膳立てをしていてくれている(一般的にリンクを張ると高い点数が入りレベルアップにつながる。「お膳立て」とはつまり、先輩プレイヤーが自身の高得点を放棄して、後輩プレイヤーがリンクを張ることを手助けしていること)
・拠点が攻撃されているときにパワーを注入してくれている(リチャージ)
御礼の意味で「COMM」という通信機能で地域内プレーヤーに挨拶してみたところ、Google+のIngress(イングレス)コミュニティに誘っていただき、またより詳細なコミュニケーションであるチャット(HO:ハングアウト)にも誘っていただきました。
そこでは多種多様なプレイヤーがいて、個人情報もあるのでお互い詳しいことは分からないながらも、職業や住まいなどがバラバラなプレイヤーが、Ingress(イングレス)の楽しみかたについて語っています。
各拠点を歩いて回ること自体、地域内の「見どころ」を見て回ることですから、場合により交通費や飲食代、土産代、施設入場料などが発生するでしょう(ちなみに「ポータル」自体は有料施設内には設置できないことになっています)。
もちろんそれ自体が狭義の地域活性化ですが、
職業や住まい、そしてもちろん性別や信条などがバラバラな多種多様なプレイヤーが、上下関係なくコミュニケーションを図っていることこそが、じつは本当の地域活性化なのではないか、と感じているのです。
地域内の「見どころ」や地勢、交通事情などをざっくばらんに話し合う”運命共同体”。家族や会社、地縁団体とはまた違ったセグメントでのコミュニケーションが、地域の魅力を撹拌し、さらに伝播させる力になるような気がしています。
今日は「Ingress(イングレス)での地域活性化とは」というブログでした。いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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