今日は『起業セミナーの「Web・SNS活用」講座で強くお伝えしていること』というブログです。
起業セミナーでは、当然に起業家のかた(起業準備中のかた含む)ばかりがお集まりになりますので、「起業家のホームページ(など情報発信ツール)で効果を上げる方法と注意点」にフォーカスしてお話しをさせていただいています。
起業家のかたは、自らのビジネスプランに自信を持って進んでいるのが普通です。
普通ですというより、そういった強い「想い」が無いと、起業はままならないでしょう。
その起業家のホームページやSNS投稿は、えてして「自社サービスの”説明”」「想い」の文章が長くなりがちです。
もちろん、そういった「強い想い」「今までになかったサービス(特異性)」があるからこその起業なわけですが、世の中の人々は当該起業家の起業(起業プラン)そのものに関心があるわけではありません。
あくまでも、既存市場の既存サービスに慣れた(というかそれしか知らない)消費者に「興味を持って」いただくことが第一歩なのですね。
ここで問題なのは、「興味を持っていただくこと」と、「強い想いを語ること」「今までになかったサービス(特異性)を語ること」は、ベクトルが全然違うということです。
「強い想いを語ること」「今までになかったサービス(特異性)を語ること」の前に、あるセグメントのお客様層に、お客様が分かる言葉で、お客様の便益に適うサービスであることの説明(特徴説明と、根拠の説明)をするのが第一歩なわけですね。
この第一歩でいきなりズレてしまう中小企業様が多いのです。
起業をしようという勇敢なかたの起業プラン(ビジネスプラン)ですから、きっと、世の中のためになり、多くのかたが笑顔になるサービスでしょう。
だとすれば、ストレートに「強い想い」「今までになかったサービス(特異性)」を一方的に語って誰も振り向いてくれない状況よりも、そもそもお客様の立場に立ち、
『あるセグメントのお客様層に、お客様が分かる言葉で、お客様の便益に適うサービスであることの説明(特徴説明と、根拠の説明)をする』
という切り口で説明をした方が、よほどスピーディーに世の中のためになるものだと思います。
つまり、
『自社はこうしたい!自分が考えた起業プランや商品、サービスはこうだ!』
という説明ではなく、
『あなたは、このサービスによってこのような得(便益)を得られます。なぜなら…』
という切り口(情報発信の方向性)に力を入れてWeb発信を展開すべきなのですね。
ちなみに、この「便益」の話をすると、セミナー後の雑談の時間などに
「自分はアクセサリー販売(とかカフェとか)で起業を考えているので、”便益”というのはあまり関係ないですよね?」
などと言われたりします。
関係なくないです(笑)
アクセサリー販売やカフェなど「感覚に訴えるご商売」でも、消費者は口に出さずとも頭の中で「自身の”得”(メリット、ベネフィット)」を考えながら過ごしているものと思います。
例えば身近な話で言えば、いくらオシャレでクールで美味しくて素敵な和風カフェでも、全席が畳と座布団の座敷だったら、正座や胡坐が難しいお客様は来店を控えることでしょう。
あるいは、いくらオシャレでクールで美味しくて素敵な和風カフェでも、スタッフが非常に愛想が悪いと、”大切な人と過ごす場所”としては選ばれない可能性もあります(あくまで「たとえ話」です)。
せっかくの起業ですから、何をどのように起業しても自由です。しかしお客様はあくまで「自分にとって都合が良いかどうか」が大事であり、起業家の想いやミッション、ポリシーなどは二の次、三の次なのですね。
この便益も「得たい」「避けたい」の、大きく二つがあります。このことについて、起業セミナーではワークを通じて起業家の皆様に考えていただいています。
今日は『起業セミナーの「Web・SNS活用」講座で強くお伝えしていること』というブログでした。いつも本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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